大阪で経営者と人脈を作る方法|起業後にやるべき5つと3か月計画
大阪で会社をつくった、あるいは開業届を出した。手続きが一段落したあと、多くの方がぶつかるのが「仕事の入口がない」「相談する相手がいない」という壁です。どちらも人脈で解決できる領域にあります。この記事では、起業直後だからこそ効果が出やすい人脈づくりを5つに整理し、最初の3か月で何をどれくらいやればよいかまで具体的に解説します。
この記事の要点
- 起業直後の人脈づくりは、公的窓口・異業種交流会・コミュニティ・紹介・拠点の5つから手をつける。
- 交流会では名刺の枚数を目標にせず、話が弾んだ2〜3人に翌日までお礼を送って1対1を打診する。
- 3か月計画は1か月目に窓口訪問と交流会1〜2回、2か月目は交流会を月2回に絞り1to1を週1〜2件行う。
先に結論をまとめると、やるべきことは次の5つです。
- 公的な相談窓口で、制度・資金・手続きの不安をなくす
- 異業種交流会で、話せる相手の母数をつくる
- 継続的に通えるコミュニティで、同じ顔ぶれと信頼を育てる
- 先に紹介する側に回り、紹介の循環をつくる
- 通える拠点を持ち、日常の接点を増やす
なぜ起業直後こそ人脈づくりが必要なのか
人脈づくりは「余裕ができてからやること」ではありません。事業が軌道に乗る前の時期にこそ効果が大きい取り組みです。理由は3つあります。
理由1:仕事の入口は、広告より先に人から生まれる
創業まもない事業には、実績も知名度もありません。広告を出しても、判断材料がない相手はなかなか発注に踏み切れません。
一方で「知り合いの紹介」という一言があるだけで、相手の警戒心は大きく下がります。最初の数件が知人経由で決まり、その実績が次の営業材料になる——人脈は、実績がない時期の信用を借りる手段でもあります。
理由2:相談相手がいないと、決断が遅くなる
価格の決め方、契約書の確認、外注先の選定、資金繰り。起業直後は判断すべきことが一気に増えますが、社内に相談相手はいません。同じ規模で先を歩く経営者が1人いるだけで、「うちはこうしました」の一言で数日分の悩みが解けることがあります。ひとりで経営している方はひとり社長の人脈のつくり方も参考になります。
理由3:最初の仲間や外注先は、人づてで見つかる
デザイン・経理・営業など、自分でやらないほうがよい仕事は必ず出てきます。創業期に頼れるのは、人柄と仕事ぶりを誰かが保証してくれる相手です。採用も同じで、求人媒体に出す前に周囲へ「こういう人を探しています」と伝えておくほうが早く進むことがよくあります。
【1】まず公的な相談窓口を押さえる
最初の一歩は、公的な支援機関です。大阪には商工会議所・商工会、自治体の創業支援窓口などがあり、創業者向けの相談を無料または低額で受け付けているところが多くあります。
ここで得られるのは、主に「制度」と「手続き」の知識です。創業融資や補助金の考え方、税務・社会保険の届出、事業計画書の書き方など、間違えると影響が大きい領域を専門家に確認できます。長く付き合う士業と出会うきっかけにもなります。
ただし、公的窓口は売上につながる出会いを目的とした場ではありません。守りを固める場所として早めに一度訪ね、営業面の人脈は【2】以降で別に進めるのが現実的です。
【2】異業種交流会で「話せる相手」の母数をつくる
営業面の入口になるのが異業種交流会です。短時間で多くの業種の人と出会えるため、知り合いが少ない時期には効率のよい手段です。大阪では夜だけでなく、昼や朝に開かれる会もあります。時間帯ごとの特徴は朝活・昼飲み・夜の交流会の使い分けガイドにまとめています。経営者に絞って出会える会の比べ方は大阪の経営者交流会おすすめにまとめています。
コツは3つです。
- 名刺の枚数を目標にしない:「今日会いたいのはどんな人か」を1つ決め、その条件に近い方と深く話す。
- 自己紹介は「誰のどんな困りごとを解決できるか」で:「今こういう事業を始めたところです」と伝えれば、応援の対象として覚えてもらえます。
- 翌日までにお礼の連絡:話が弾んだ2〜3人に絞り、会話の内容に触れて1対1で話す機会を打診する。
当日の動き方は異業種交流会で成果を出す5つのコツで詳しく解説しています。
【3】継続的に通えるコミュニティに入る
交流会に何度も出ていると、「毎回はじめまして」の場では関係が深まらないことに気づきます。信頼は会う回数に比例して育つため、同じ顔ぶれに繰り返し会える場を1つ持つほうが、紹介や協業は生まれやすくなります。
コミュニティに入ると、すでに事業内容を知っている相手が増え、会話が最初から具体的な相談になります。あなたを知る人が10人いれば、その10人の先にいるお客様に思い出してもらえる可能性が生まれます。
選ぶときは、参加者の層が自分の顧客像と重なるか、定期的に開催されているか、紹介し合う文化があるかを見てください。交流会との違いは異業種交流会とビジネスコミュニティ、どちらに行くべきかで整理しています。
【4】紹介の関係をつくる・【5】通える拠点を持つ
紹介の原則は「先に紹介する側に回る」ことです。相手のビジネスを理解し、役に立てそうな知り合いをつないでみてください。一度こちらから動くと、しばらくして別の形で戻ってくることがよくあります。そのために、相手に「どんな人を紹介されると嬉しいですか」と聞いておきましょう。
拠点は「日常的に顔を合わせる場所」を選びます。オンラインだけの付き合いは、忙しくなると途切れがちです。作業や打ち合わせで顔を合わせる場所があると、雑談から仕事が生まれます。コワーキングスペースなら、席の有無だけでなく利用者どうしの交流やイベントがあるかも確認し、実際に見学して雰囲気を確かめてから決めるのが確実です。昼に立ち寄れるカフェ型の場の使い方はビジネスカフェとは?昼の時間を人脈づくりに使うコツで紹介しています。
最初の3か月の行動計画
起業直後の3か月を月ごとに区切り、週あたりの行動を表にしました。まずはこの分量から始めてみてください。
| 時期 | 週あたりの行動 | この時期のゴール |
|---|---|---|
| 1か月目 土台づくり | ・公的な相談窓口に1回訪問 ・交流会に1〜2回参加 ・30秒自己紹介を作り、毎週更新 | 制度面の不安をなくし、事業を一言で説明できる状態にする |
| 2か月目 関係を深める | ・交流会は月2回に絞る ・1to1を週1〜2件実施 ・紹介を1件、自分から行う | 「また会いたい」と思える相手を10人つくる |
| 3か月目 拠点を決める | ・継続参加する場を1つ決める ・拠点を使い日常の接点を持つ ・1to1を週1件、継続 | 紹介や相談が届く「帰る場所」を1つ確保する |
ポイントは、2か月目以降にあえて交流会の回数を減らすことです。出会った相手との2回目・3回目に時間を使うほうが成果につながります。1to1の進め方は1to1商談を成果につなげる進め方と事前準備をどうぞ。
よくある質問
人脈がゼロでも大阪で経営者とつながれますか?
つながれます。大阪には公的な相談窓口・交流会・コミュニティの選択肢が多く、紹介がなくても参加できる場がほとんどです。まず母数を増やし、そこから続けて会える場に絞るのが近道です。
交流会とコミュニティ、どちらを先にすべきですか?
最初の1〜2か月は交流会で話せる相手を増やし、感触の良かった場のコミュニティに入るのがおすすめです。順番を逆にすると、比べる材料がないまま会費を払うことになりがちです。
費用をかけずに始める方法はありますか?
公的機関の無料相談や無料イベントから始められます。有料の交流会も、初回の参加費を抑えている会があります。まずは月1〜2回、無理のない範囲で試してみてください。
まとめ
大阪で起業した直後の人脈づくりは、①公的な相談窓口で守りを固める、②異業種交流会で母数をつくる、③継続的に通えるコミュニティに入る、④先に紹介する側に回る、⑤日常的に顔を合わせる拠点を持つ、の5つです。
大切なのは、出会いの数を増やし続けることではなく、同じ人と何度も会える環境を早めにつくることです。まずは今週、相談窓口の予約と、1つの交流会の申し込みから始めてみてください。
次に読む:ビジネス交流会とは?種類と大阪での選び方/異業種交流会に初めて参加する人のガイド

大阪で人脈づくりを始めるなら
Deal Denは、大阪の拠点「Business HUB」(コワーキングスペース・イベントスペース・Cafe & BAR併設)を中心に活動するビジネスコミュニティです。多業種の経営者・事業主・個人事業主が150社以上参加し、50回以上開催してきたDeal Den交流会をはじめ、PVサミットなどのイベントを毎月開催しています。
会員には毎月の無料イベントチケットの配布、AIマッチング、会員同士の紹介(リファーラル)文化、会員専用サイトでのプロフィール・DM・1to1商談申込など、この記事で紹介した「継続的な関係づくり」を後押しする仕組みがそろっています。まずは開催中のイベントをのぞいてみてください。
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