異業種交流会は意味がない?メリット・デメリットと成果が出る人の共通点
「異業種交流会に行っても意味がない」という声と、「交流会で会った人から仕事が広がった」という声は、どちらも本当です。違いは会の良し悪しだけではなく、会の選び方と参加のしかたにあります。この記事では、大阪・心斎橋で毎月Deal Den交流会と事業プレゼン型のPVサミットを運営しているDeal Denの経験をもとに、異業種交流会のメリットとデメリット、「意味がない」と言われる理由、そして成果が出る人に共通する行動を整理します。
この記事の要点
- 異業種交流会に意味があるかは、会そのものではなく「会の選び方」と「参加のしかた」で決まる。
- デメリット(売り込み合戦・名刺が増えるだけ・参加者層のばらつき・時間と費用・一度きり)は、会の選び方と参加のしかたでほとんど避けられる。
- 成果が出る人は、目的を1つに絞り、30秒で自己紹介し、聞く7:話す3で話し、翌日に連絡し、同じ会に3回通う。
結論:意味があるかどうかは「会の選び方」と「参加のしかた」で決まる
異業種交流会は、同業の集まりでは得られない相手と、短時間でまとめて会える場です。その一方で、目的の合わない会に行けば名刺が増えるだけで終わります。つまり交流会そのものに意味があるかないかではなく、自分の目的に合う会を選び、2回目以降につながる動き方をしているかで結果が分かれます。
「意味がない」と感じた経験のある方は、その会が合わなかったのか、1回だけで判断したのか、売り込まれる側に回っていたのかを振り返ってみてください。多くの場合、原因は次に挙げるデメリットのどれかに当てはまり、それぞれに避け方があります。先にメリットとデメリットを並べ、そのうえで成果が出る人の共通点を見ていきます。
異業種交流会のメリット5つ
- 同業では得られない視点と情報:自分の業界の常識が、別の業界では新しい商品やサービスの種になることがあります。業界の外の人と話すこと自体が、事業を見直す機会になります。
- 紹介の入口になる:目の前の相手が顧客でなくても、その人の顧客や知人が顧客になることがあります。異業種の相手は競合にならないので、紹介し合いやすい関係です。
- 決裁者に直接会える:経営者・事業主が集まる会なら、営業で何度も訪問しないと会えない相手と、その場で話せます。
- 自分の事業を説明する力がつく:異業種の相手に分かるように話す練習を重ねると、顧客への説明も分かりやすくなります。
- 相談相手ができる:一人で経営していると、同じ立場で話せる相手は貴重です。交流会はその入口になります(一人社長・フリーランスの人脈づくり)。
デメリットと「意味がない」と言われる5つの理由
- 売り込み合戦になる会がある:参加者の多くが「売る側」だと、誰も買う側にならず、お互いに警戒して終わります。
- 名刺が増えるだけで終わる:その場では盛り上がっても、翌日に連絡がなければ関係は続きません。
- 参加者層がばらつく:無料や低額の会は目的がそろいにくく、話が噛み合わないことがあります。
- 時間と費用がかかる:平日の夜2〜3時間と参加費は、小さくない投資です。
- 一度きりの参加では成果が出にくい:信頼は2回目・3回目に会って初めて生まれます。1回で判断すると、ほぼ全ての会が「意味がない」に見えます。
5つのうち上の3つは会の選び方で、下の2つは参加のしかたで、ほとんど避けられます。
成果が出る人と出ない人の違い
同じ会に出ていても、成果が出る人と出ない人ははっきり分かれます。行動を並べると次のようになります。
| 項目 | 成果が出る人 | 成果が出ない人 |
|---|---|---|
| 目的 | 「◯◯業の人と2人話す」のように1つに絞る | 「人脈を広げたい」と漠然としている |
| 自己紹介 | 30秒で「誰の・何を・どう」を話す | 経歴や会社の沿革を長く話す |
| 会話の割合 | 聞く7:話す3 | 自分の商品の説明が中心 |
| 翌日 | お礼と一言を送る | 何もしない |
| 通い方 | 同じ会に3回通う | 毎回違う会に行く |
共通しているのは、その場で売らず、次に会う理由をつくっていることです。具体的な動き方は異業種交流会で成果を出す5つのコツと異業種交流会に初めて参加する人のガイドにまとめています。
「意味がない会」を事前に見分ける5つの点
- 料金・場所・日程・主催者が公式サイトに書かれているか
- 過去の開催の様子(参加人数・業種)が公開されているか
- 初参加者の紹介時間・席替え・事業プレゼンなど、全員に話す順番が回る仕組みがあるか
- 参加者が「売る側」だけに偏っていないか(決裁者の割合)
- 同じ会場・決まった曜日で続いていて、次回の日程が公開されているか
5つのうち3つ以上が当てはまらない会は、初めての参加先としては避けたほうが無難です。会費の帯や参加者層の比べ方は経営者交流会の選び方に、参加費の考え方は交流会の参加費の相場と元を取る考え方にあります。
Deal Den交流会で「意味がない」を避けるためにしていること
Deal Denでは、デメリットが起きにくいように会の形を決めています。Deal Den交流会は乾杯のあとに初参加の方の紹介と会員の30秒紹介があり、席替えを挟んでテーブルで話します。参加者は1回に12〜19業種ほどで、いちばん多い業種でも3名前後なので、同業どうしがぶつかりにくい構成です(第58回の開催レポート)。参加費は一般11,000円・初回5,500円(飲み放題・食事付き)で、料金・日程・会場・過去の様子はすべて公式サイトで公開しています。
また、名刺交換だけで終わらないように、事業プレゼン型のPVサミットでは3〜4人のテーブルで事業を2分で話し、聞き手が「協業・紹介・購入・ブラッシュアップ・アポ」のカードで意思表示をします(支部定例会〜PVサミット〜とは)。その場で「次に何をするか」が決まるので、一度きりで終わりにくい形です。
行くべき人・今は行かなくてよい人
最後に、異業種交流会に向いている状況と、そうでない状況を分けておきます。行くべき人は、紹介で仕事が回る業種(士業・制作・コンサルティング・店舗など)の方、決裁者に直接会いたい方、一人で経営していて相談相手がいない方、新しい事業を始めて顧客像を確かめたい方です。会う相手が顧客か紹介者になりやすく、1回の参加の価値が高いからです。
今は行かなくてよい人は、既存の顧客からの紹介だけで手いっぱいの方、会った翌日に連絡する時間がどうしても取れない時期の方です。交流会は参加した後の動きで成果が決まるので、後の動きができない時期に行っても名刺が増えるだけになります。時間が取れるようになってから、同じ会に3回通う前提で始めるほうが、結果として安くつきます。
よくある質問
異業種交流会は何回くらい行けば成果が出ますか?
同じ会に3回が目安です。1回目は顔を覚えてもらう、2回目で会話が深まる、3回目で相談や紹介が始まる、という順で進むことが多いからです。1回で判断せず、合うと感じた会に続けて通ってください。
売り込みが多い会を避ける方法はありますか?
参加者の業種や人数が開催レポートで公開されている会、初参加者の紹介や席替えの時間がある会を選んでください。参加者層を見せられる会は、売る側だけに偏っていないことが多いです。
内向的で話すのが苦手でも意味はありますか?
あります。全員に話す順番が回る着席型や事業プレゼン型の会なら、自分から話しかけなくても会話が始まります。工夫は交流会が苦手でも成果を出す参加術にまとめています。

「意味がある」交流会を、まず1回ためす
Deal Den交流会は大阪・心斎橋の本店で毎月開き、初参加の方の紹介・席替え・業種の公開を続けています。一般11,000円・初回5,500円(飲み放題・食事付き)。開催予定はイベント一覧からご覧ください。
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